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審査、出品について 展覧会について

【一般出品審査についての詳細】


  ・白日会の審査(絵画部・彫刻部)
  ・絵画部、一般出品者の入落審査
  ・絵画部、一般出品者の授賞と推挙の審査


   出品についてはこちら ▶




■白日会の審査
(絵画部・彫刻部)

白日会の出品規定には号数制限がありません。※1 テーマに応じた適切なサイズを望んでいます。美術公募団体の真義は「審査と展示」にあると心得、伝統的に当会の審査会は大きさに関係なく作品の質で評価していく姿勢を貫いています。
白日会では既に「白日会の審査と展示、選抜の方法」が、ホームページ上、目録と図録、会場パネルにおいて公開されております。
なお、94回展以降の出品者数と入選者数、95回展以降は審査所感を含め、ホームページ上で公開されております。決して入選し易い状況とは言えませんが、白日会の審査会は公正真摯に審査に臨む所存ですので、皆さんの意欲作の出品と挑戦を期待しております。

※1 絵画は大きさに制限はありませんが、彫刻は1 ㎡当り1.5tまで。




■絵画部、一般出品者の入落審査
 
※彫刻部の審査については準備中です。



一般出品の審査は全作品が一点ずつしっかりと見られ、参加審査員の過半数の挙手と審査委員長の承認により入選と落選が決定します。(以下「過半数ジャッジ」と呼ぶ)

※過半数とは、17名の審査員なら9名が過半数、16名でも9名が過半数となることが原則です。

※審査委員長の承認とは、審査委員長が挙手の結果に疑問がある(入落いずれも)場合のみ、審査委員長が発言し理由を述べます。また時より審査員からの発言もありますが、あまり多いことではありません。その後必ず「過半数ジャッジ」で結果を決定し、審査員長が納得すれば決定となります。

※白日会は最大2点の出品ですが、審査会では2点同時に審査されます。その時2点入選と1点のみの入選が過半数の挙手と審査委員長の承認により図られ、その内どちらか一方を展示するかを同様の方法でジャッジします。

※なお、審査時に司会が読み上げる出品者の項目は、出品番号(搬入時の整理番号)、在住県名 氏名、作品題名、生まれ年、年齢、初入選回展、応募歴、入選回数、受賞歴、他、です。記入漏れの場合は読み上げません。

またその時に過半数に至らない作品に関しても、審査員の内1名が「保留!」と声をかけると、「入落保留作品」として、全ての一般出品者の上述の審査の後に再審査されます。

※保留作品の再審査は、「保留!」と声掛けした審査委員より保留の理由が述べられる場合があります。保留の再審査も前述同様の「過半数ジャッジ」により決定されます。

このようにして白日会の全一般出品の入選と選外が審査を経て決定され、その後、出品者へ郵送で通知され、ホームページにて入選者が発表されます。





■絵画部、一般出品者の授賞と推挙の審査



入選が確定した直後に、審査員の内1名が「候補!」と声をかけると、受賞か推挙の「候補作品」としてまとめられ、後に受賞と推挙の候補作品となり審査を受けます。

作品は一点ずつ「賞候補」となるか、「推挙」となるかの、2項目それぞれに「過半数ジャッジ」を行います。その時「候補!」と声掛けした審査員から、候補理由が述べられる場合があります。そして賞候補としてのみ残るもの、推挙(会友)が確定する作品、賞候補として残り推挙が確定するもの、どちらともならず入選のみとなる4種が決まります。
この時点で、本展覧会での会友推挙が確定します。

入選が決定した直後の「候補!」の発生で「候補作品」として残り、そこから前述の「過半数ジャッジ」を経て「賞候補」となった作品は、会友の審査から賞候補となった作品と合わせて、審査会場に一同に並べられます。
「会賞」としての最高賞である「白日賞」は、一般出品と会友の作品から選ばれます。一般佳作賞は一般出品の中から選ばれます。
審査会場の壁に並べられた作品の前に、出品票を置き、その上に各審査員に配られた付箋(例年数枚)を各審査員それぞれが、授賞に値する作品と思われる作品に投票します。
その得票数数を高い作品を集めて並べ直します。その後審査会はディスカッションや意見交換など行います。※例年候補絞り込みの点数に合わせて得票数の基準を調整します。なお絞り込まれた上で、再び付箋による投票を行う場合があります。
次に本年度の「白日賞」に相応しいかどうか審査員長を中心としたディスカッションを行い、挙手もしくは付箋による投票を組み合わせながら、本年度の「白日賞」(1名~2名)と「一般佳作賞」(数名)を決定します。

なお、陳列日において作品が壁に展示された段階で、特別賞と法人寄託賞の選定が行われ、展覧会初日午前中にて、巡回展選抜と選抜展への選抜者が選出されます。
一般出品者が対象となるものは、特別賞の中の、内閣総理大臣賞と文部科学大臣賞、そして法人寄託賞です。また巡回展と明日の白日会の選抜の対象となります。





【出品について】


  ・募集要項 ※まずはこちらをご一読ください。
  ・35歳以下の出品料無料に関する手続きについて
  ・額について
  ・作品背面の取り付け金具について
  ・組パネルの作品について
  ・搬出について


  一般出品審査についての詳細




■35歳以下の出品料無料に関する手続きについて



第97~99回展の期間、35歳以下(搬入日時点で)の一般出品者の出品料は無料となることが決定いたしました。
募集要項に示している通り、学生証または免許証等、年齢を証明するものの等倍コピー(同寸サイズ)を、出品票の右上にホチキス留めしてください。
下記参考資料参照

※添付資料は出品票の受付番号が隠れることになりますので、ホチキス留めには注意してください。
それが無い場合は、無料としての出品を受付けませんので、注意してください。
なお搬入時点において35歳以下であることが条件です。


※出品に際し必要な書類一式をご希望の方は、メールにて氏名、住所、連絡先をお知らせください。

メールでのお問い合わせはこちら




■額について

(特に若い出品者に向けて)


白日会の募集要項には、絵画部では「必ず額装のこと」とありますので、注意ください。額が付いていない場合は、作品の受付が出来ない場合があります。
特に若い作家にとっては額の負担は大きいかと思います。現代では額装しない作品も増えてきております。白日会の場合は額装もまた作品のテーマやサイズに相応しくあることも求めています。
また搬入や審査や陳列の移動時に作品を保護する役目があります。搬入以降は当会の担当業者(彩美堂)が、陳列の際は担当業者に加え当会の会員・準会員・会友も総出で展示作業を行います。作品保護の上でも額装は行ってください。

「額装」は仮縁(かりぶち)で構いません。また薄い板材で作品の周りを囲うなどした手製のものでも構いません。





作品背面の取り付け金具について


取り付け金具は、入手が困難な場合があり、特に若手にとっては高価である場合があります。国立新美術館では吊り金具で作品の左右2点留めで展示する形式です。基本的には作品に合わせた取り付け金具を使用していただきますが、
どうしても手に入らなかった場合に限り、以下の方法でも代用できます。

【金具を入手できなかった場合の対処法】
推奨するわけではありませんが、額が重くない場合は、木枠内側、縦の上から3分の1くらいの高さに、100号なら8~10センチくらいの釘で、逆ハの字に釘打ちすれば、展示できます。その時は、作品の重さと釘にかかる負荷重を鑑みてください。


【吊り金具についての詳細PDF】
(募集要項裏面)

  ▼クリックすると募集要項裏面のPDFが出ます



【釘打ちの場合の参考図】






■組パネルの作品について


組パネルの作品は、移動や展示中にパネルの分離、作品の破損、額の損壊等に注意してください。なお分離したままで展示するという形式の組パネルは受付けられません。分離した場合は分離した単独のパネルを1作品とみなします。





■搬出について


一般出品の場合、搬入業者を経由しない場合は、個人搬出となります。入選者、落選者ともにそれぞれの搬出日を忘れないよう注意してください。